ルアンパバーンで絶対に外せない観光スポット、それはクアンシーの滝です。
エメラルドグリーンに輝く滝つぼは美しく神秘的で、見えた瞬間に思わず感嘆の声が漏れてしまうレベルです。
ラオス随一の美しさを誇るとも言われるクアンシーの滝ですが、滝を眺めるだけではなく、きれいな滝つぼで水遊びができるなど、自然を満喫できるのも魅力のひとつですね!
今回はそんなクアンシーの滝での遊び方や行き方、おすすめの訪問シーズンなどを解説していきます。
クアンシーの滝の基本情報
住所 | Ban Long, ラオス |
営業時間 | 8:00~17:30 |
入園料 (電気自動車代込み) | 60,000キープ(外国人価格) 20,000キープ(ラオス人) |
駐車料金(バイク) | 5,000キープ |
クアンシーの滝の楽しみ方
クアンシーの滝は、美しい滝を眺めるだけの場所ではありません。
自然を満喫できる自然公園となっていて、その楽しみ方は様々です。
ここではメインの楽しみ方をご紹介します。
1.3つの滝つぼで水遊び
園内に入り、マレーグマなどの保護センターを抜けると滝つぼが見えてきます。
時期にもよりますが、エメラルドグリーンに輝く滝つぼは本当にきれいで、見えた瞬間、誇張なしに感動するはずです!
石灰岩で出来た滝つぼは3つあり、それらは自然のプールになっていてます。
この美しい滝つぼで泳いで遊べるんですから最高ですよね!
自然のプールは遊泳が出来ることを示す看板が出ているので「ここは泳いでいいんだ!」と、すぐにわかるようになっています。
滝つぼは足が届かないほど深い場所もありますので、注意しながら遊んでくださいね!
滝つぼの水はかなり冷たいですが、一度入ってしまえば慣れてしまいます。
滝つぼに浮かんで空を眺めると、大自然と一体になった気持ちになれて本当に気持ちがいいですよ!
水着はあらかじめ着ていこう!
着替え用の小屋があるので、現地で水着に着替えることもできます。
ただ、着替え小屋はお粗末なもので、お世辞にもキレイとは言えない場所なので、あらかじめ水着を着たうえで遊びに行くことをおすすめします。
貴重品の管理に注意!
一応荷物置き場のような台はあるのですが、ロッカーなど鍵のかかる設備はありません。
滝つぼで遊ぶ場合、せめて貴重品は防水バックなどに入れて、肌身離さずに管理してください。
2.ドクターフィッシュのいる滝つぼで角質処理
滝つぼにはドクターフィッシュが沢山います。
滝つぼに足を入れると、ドクターフィッシュがわらわらと寄ってきます。
冷たい滝つぼに足を入れるだけでも気持ちがいいのに、ドクターフィッシュが角質を食べてくれるのですからお得感がありますね!
サンダルでの行動がメインになるラオスでは足が汚れがちです。
汚れを落としつつ、角質も削ってもらい、きれいな足になっちゃいましょう!
3.クアンシーの滝でマイナスイオンを感じる
3つの滝つぼの先にお目当てのクアンシーの滝があります。
ルアンパバーン旅行では、このクアンシーの滝は見ておいて損はありません。
高さが60メートルあるクアンシーの滝は、横幅も広くどっしりとした滝で、その絶妙なバランスは「かっこいい」の一言です。
滝を眺める最高のポジションに橋が架かっているので、真正面から眺めることができるのもポイントが高いです。
クアンシーの滝からは、マイナスイオンをビンビンと感じられますよ!
雨季と乾季でその表情が大きく変わるクアンシーの滝
クアンシーの滝は雨季と乾季でその表情が大きく変わります。
雨季は滝の水量が多く、その迫力はちょっと怖いくらいです。
滝の前に架かる橋に立てば、水しぶきでずぶ濡れになってしまうほどです。
雨季は迫力がある一方、大雨が降った翌日などは水が茶色に濁っているので美しさはタイミング次第になります。
もちろん雨季であっても、小雨が降る程度の時期であれば、エメラルドグリーンの美しい水面を眺めることができますよ!
一方乾季は、深緑の中にたたずむクアンシーの滝の穏やかさに心洗われますが、迫力という点では少し寂しいかもしれません。
ただ、滝つぼの水は青く澄んでいて、これは乾季だからこそ見ることができる景色です。
4.クアンシーの滝の上に行ってみる(おすすめ!)
滝の上は観光地っぽい開発が進んでいるものの、基本的には森です。
森林の中に滝の源泉となる無数の小川があり、トレッキングや水遊びをすることができます。
特に滝の根本はインフィニティプールのようで、水に浸かりながら眺めるその光景は神秘的です。
その他にも、別途お金がかかるものの、小川を小舟でゆっくり進む牧歌的なアトラクションや、2024年にはジップラインが整備されたりと、遊びの幅が広がっています。
滝の上に行くルートはいくつかありますが、542段もの鉄製階段ができたことで雨季でも安全に上ることができるようになっています。
水遊びも、個人的には滝の上がおすすめです。
森の中なので、直射日光を木々が遮ってくれる中で水遊びができます。
また、滝下の滝つぼは人が多いですが、滝の上は比較的人が少なく水遊びもしやすいですよ!
クアンシーの滝へ行く3つの手段
クアンシーの滝は市街地からおよそ30キロの距離に位置しています。
公共交通機関はありませんので、ツアーへの参加やトゥクトゥクのチャーター、またはバイクを自身で運転して行くことになります。
正直なところ、どれも一長一短なので、自分にあった手段で行ってみてくださいね!
1.ツアー(乗合バス)で行く
最もリーズナブルにクアンシーの滝に行く方法はツアーへの参加です。
街中に沢山ある旅行会社はどこもクアンシーの滝ツアーを扱っていますし、宿泊先でも手配してくれるので、どこでも予約しやすいのもツアーの特徴です。
どこで予約しても、基本的に宿までピックアップに来てくれるので乗り遅れる心配もありません。
ツアー自体は4~5時間なので、半日くらい遊びに行きたいという場合に丁度いいですね!
ツアーの値段は100,000キープ程度です。
ツアーのデメリット
安いだけあってデメリットもあります。
ツアーだと基本的に11時30分発と13時30分発のどちらかの出発時間を選ぶことになります。
どちらの時間を選んでも、クアンシーの滝は観光客が多くなる時間帯なので、人が多くて嫌だなぁと感じる人もいると思います。
また、帰る時間が決まっているので、もっと遊びたいとか、もう帰りたいと思っても思い通りにはなりません。
更に、クアンシーの滝まではバン(乗合バス)で行きますが、全席ツアー参加者で埋まりますので車内はギュウギュウです。
特に体の大きい欧米人が乗っているとギュウギュウ度合いが増して相当苦しいです。
バンに乗っている時間は1時間くらいなので、ギリギリ我慢できるかとは思います。
2.トゥクトゥクをチャーターして行く
トゥクトゥクドライバーと直接交渉してクアンシーの滝に行くことも可能です。
ツアーと違って時間に縛られることがないので、観光客が多くなる前にクアンシーの滝に行くことが出来ますし、もちろん帰りの時間も事前の交渉で調整ができます。
トゥクトゥクは風を感じながらクアンシーの滝に行くことになるので、「旅してる感」を強く感じられるのもいいところですね。
トゥクトゥクで行くなら前日から交渉しておくことをおすすめします。
トゥクトゥクのデメリット
トゥクトゥクのデメリットは料金の高さです。
相手方の言い値は700,000キープ程度で、納得のいく価格まで値下げ交渉をする必要があります。
出来れば500,000キープくらいまで値段を下げたいところですね!
少人数だと割高になるトゥクトゥクですが、大人数でチャーターすれば一人当たりの金額がツアーより安くなるかもしれませんよ!
3.バイクをレンタルしていく
市街地からクアンシーの滝までのルートはとてもシンプルなので、自分でバイクを運転して行くこともできます。
バイクもトゥクトゥクと同じように、時間に縛られずにクアンシーの滝を楽しむことができます。
もちろんクアンシーの滝までの道中で、村やカフェに思いのまま立ち寄ることが出来るのもバイクの魅力ですね!
ルアンパバーンにはレンタルバイクショップがたくさんあるのでバイクは借りやすいです。
めちゃくちゃ気持ちのいいツーリングになりますよ!
強い陽ざしの中、1時間近く運転することになります。
半袖では火傷に近い状況になりかねないので、長袖を着ていってくださいね。
バイクのデメリット
市街地を抜けるとほとんど車も走っていませんし、クアンシーの滝までの道は一応整備されているので、ルアンパバーンの道の中では比較的運転しやすい部類です。
ただ、道路はところどころ陥没していますし、雨季は水たまりや流れ出た土砂のぬかるみがあったりと危険な場所が多いのも事実です。
バイクは便利ですが、運転し慣れていない方は避けたほうが無難です。
クアンシーの滝のおすすめシーズンは9月10月
ラオスは6月から10月が雨季、11月から5月が乾季です。
観光シーズンは乾季と言われていますが、おすすめの時期はいつかと聞かれたら、僕は9月か10月と答えています。
9月10月は雨季に該当するのですが、体感的に9月中旬以降のルアンパバーンはそこまで雨が降るイメージがありません。
その結果、9月10月のクアンシーの滝は水量があるにも関わらず、水が澄んでいるんですね。
日中の気温が30度を越えているので滝つぼのひんやりした水が気持ちいいですよ!
とは言っても、クアンシーの滝はどのシーズンに行ってもその時々の良さがあります。
ルアンパバーン旅行の際は、是非クアンシーの滝に遊びに行ってみてくださいね!
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