仏像が4,000体以上まつられている、不思議な光景が広がるパークウー洞窟。
ロマンと歴史が詰まっているだけでなく、「メコン川を渡らないと行けない」という冒険感もある観光スポットです。
この記事では、パークウー洞窟の見どころはもちろん、スローボートや渡し舟を使った行き方、所要時間や注意点まで詳しく解説します。
ぜひ最後までご覧ください!
パークウー洞窟の基本情報
住所 | Near Pak Ou the Tham Ting Near the Village of Ban Pak Ou, ラオス |
営業時間 | 8:00~17:00 |
入場料 | 30,000キープ(外国人価格) 15,000キープ(ラオス人価格) |
トイレ | あり |
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パークウー洞窟とは?|神聖な仏像が並ぶラオスのパワースポット

パークウー洞窟(Pak Ou Caves)は、ルアンパバーン市街地からメコン川を約25kmさかのぼった場所にあります。
2つの洞窟には合計で4,000体以上の仏像が安置されており、地元の人々にとっても大切な信仰の場です。

パークウー洞窟は「かつて仏陀の住まいであった」との伝承があるほどに神聖な場所なんです。
かつては海の中!ロマンあふれるスポット
パークウー洞窟は、はるか昔海の中にあったことが調査で分かっています。
地殻変動によって現在の位置に来ているわけですが、「そんなに前から存在していたの!?」という驚きが隠し切れませんね!
また、洞窟は古代の人が住居として使っていたとも言われています。
神聖な場所であると同時に、ロマンあふれる場所でもあるんですね!
仏像が安置されていったのは16世紀以降


16世紀にはラオスの人々に仏教が伝わり、以後、何世紀にもわたって、様々なポーズの仏像が信者によって安置されてきました。
木製の仏像だけでなく、銅や石で作られたものもあり、中には緊迫や銀箔に彩られた美しい仏像もありました。
観光地となった今でも、ここはラオスの人々にとって信仰の場となっています。
洞窟は2つある!見どころ解説
パークウー洞窟は2つの洞窟の総称で、どちらも大きなものではありません。
1時間半もあれば両方の洞窟を堪能することができますよ!
タム・ティン(下層洞窟)


ボートで到着すると、まず目に入るのが下部にある「タム・ティン」。
内部はとても狭い反面、足元などがしっかり整備されていて歩きやすいです。
所狭しと2500体以上の仏像が安置されている光景を眺めていると、なんとも不思議な感覚におちいってきますね。
僕は見つけられませんでしたが、こちらの洞窟の入り口すぐ上にはラーマーヤナ彫刻があるそうです。
是非探してみてくださいね!



大勢の観光客とバッティングすると、かなり窮屈になりそうです。
タム・トゥン(上層洞窟)


階段を上ると、今度は「タム・トゥン」と呼ばれる洞窟です。
奥行きが54メートルあり広いですが、内部はジメっとしていると同時にかなり暗いです。
スマホのライトでは光量が足りないので、「いい写真を撮りたい!」という方は別途ライトを持っていくことをおすすめします。
タム・トゥン(上層洞窟)にも多くの仏像が安置されていますが、タム・ティン(下層洞窟)よりも広いため、少しインパクトに欠けると感じるかもしれません。
ただ、仏像自体は大きめのものが安置されているので、見ごたえはありますよ!


タム・トゥン(上層洞窟)へ向かう階段はなんと278段!
しっかり整備されているので登りやすいです。
ただし、雨の日は滑りやすくなりますので、履きなれた靴で行くことをおすすめします。
お線香をお供えしてみよう


どちらの洞窟の前にも、お線香とろうそくをセットで用意しているおばちゃんがいます。
こちらは頂くことが可能で、料金は「お気持ち」になっています。
押し売りや高額なお金を要求されたりはしませんのでご安心を。
せっかくですから、ぜひお供えしてみてくださいね。



「お気持ち(寄付)」と言われると悩んでしまいますね。
私は10,000キープお渡ししました。
パークウー洞窟への行き方は2通り!
パークウー洞窟への行き方は、大きくは2つあります。
- ルアンパバーン市街地からスローボートで北上する
- 洞窟対岸の村から渡し舟で渡る
どちらも楽しいのは間違いありませんが、メコン川クルーズをしていない方には①をおすすめします!
①ルアンパバーン市街地からスローボートで北上する


スローボートで1.5時間ほどかけて、ゆっくりとメコン川をさかのぼっていく方法です。
大自然を堪能できることに加え、子どもたちや牛などが水遊びをしている様子がとても牧歌的で、極上の癒しにもなるスローボートは本当におすすめ!



人によっては「パークウー洞窟よりスローボートが最高だった!」なんて声もよく聞きます!
ただし、ツアーになるので、現地にいられる時間は1時間半程度に限られることに注意してください。
スローボートのチケットの買い方


基本的にはツアーに参加する形になっており、市内の旅行代理店やホテルで予約をします。
また、市内のカフェ「Saffron Coffee」の前にはスローボート乗船チケットを販売している窓口があり、代理店をはさまず直接購入も可能です。
\ 金額だけでも確認してみよう! /
ラオ・ラーオの町 サーンハイ村に立ち寄る
スローボートツアーでは、パークウーに行く道中、サーンハイ村に立ち寄ります。
サーンハイ村はラオスのウイスキーと言われる「ラオ・ラーオ」の生産地。
「ラオ・ラーオ」だけでなく織物などのお土産も売っていますが、どれもナイトマーケットで手に入るだけに、急いで買う必要はありません。
②洞窟対岸の村から渡し舟で渡る


もう一つの方法が、パークウー洞窟の対岸の村から船で渡るというもの。
村にはタクシーやトゥクトゥク、またはレンタルバイクで行くことになります。
アンパバーン市街地からパークウーまではバイクで1時間程度。
ルートはかなりわかりやすいので、迷う心配は少ないですよ。



僕は徴収されていないのですが、バイクの駐車代として5,000キープ徴収されたという情報もあります。
パークウー洞窟への渡し舟の値段と場所


渡し舟は正式なチケットセンターがあります。
値段は人数によって異なりますのでご注意ください。
人数 | 往復料金(キープ) |
---|---|
1人 | 25,000キープ |
2人以上 | 15,000キープ/人 |
チケットセンターと渡し舟乗り場は下のマップのとおりです。



「Manivanh Restaurant」脇からも渡し舟が出ていますが、値段が高いのでご注意を。
信仰と自然が共存する癒しの観光スポット
パークウー洞窟はただの観光地ではなく、ラオスの人々が今も信仰を寄せる神聖な場所。
また、「船で対岸に行くと4,000体以上の仏像が安置されている」という冒険好きにはたまらないポイントが抑えられた場所でもあります。
とはいえ、パークウー洞窟に行くとなると、半日は費やす必要があるのも事実です。
ぜひ時間を調整しながら、一度足を運んでみてくださいね!
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