砂利道を進んだ住宅街の奥にある、隠れ家的なカフェ「abile.(アビレ)」。
正直、本当にこの道で合っているのか不安になる場所にありました。
ところが、そんな場所にあるのが、ラオス国内のコーヒー品評会で優勝した実績を持つ本格的なカフェなんです。
しかも、オーナーさんはコーヒーの品質評価に関する専門資格を持つコーヒーのプロ。
実際に飲んだコーヒーも、当然ながらかなり本格的でした!

それにしても、こんな普通の住宅街の奥に、こんなに本格的なカフェがあるなんて面白いですね。
今回は、そんなabile.の魅力を紹介しつつ、ちょっと分かりにくいお店までの行き方も紹介します。
abile.(アビレ)の基本情報
| 住所 | Souphanouvong Road, Hom 3, Hidden Lane, Vientiane, ラオス |
| 営業時間 | 月~土:8:30~16:30 |
| 公式SNS |
abile.は住宅街の奥にある本格派カフェ


abile.があるのは、ビエンチャンのワットタイ国際空港近く。
空港の近くと聞くと、比較的アクセスしやすそうな印象を受けますが、実際はそんなことはありませんでした。
大通りから細い路地に入り、さらに曲がった先にあるんです。
周辺は普通の住宅街で、観光客向けのお店は一切ありません。
ちなみにabile.は、もともと「Hidden Dessert Cafe」というデザートカフェと、「ROK Slow Bar」というコーヒーバーを前身とするお店です。
その2つを組み合わせる形で、現在のabile.が誕生しました。
現在はスペシャルティコーヒーを中心に、特にラオス産のロブスタ種に力を入れているそうです。
コールドブリューとホットコーヒーを飲んでみた!
今回は、コールドブリューとホットコーヒーの2種類を飲んできました。
どちらもコーヒー豆にこだわるabile.ならではの一杯です。
暑いビエンチャンで飲むコールドブリューは格別!


まず注文したのが、コールドブリュー。
日中の気温が高いラオスでは、冷たいコーヒーはとにかく嬉しいし美味しいです!



訪問した日も暑くて、どうしても冷たいコーヒーを飲みたかったんです。
コールドブリューなので、すっきりとしていて飲みやすい一杯でした。
でも、単にあっさりしているだけではなく、軽い苦みやフルーティーな香りもして、本当においしかったです。
おすすめはabile.オリジナルのロブスタコーヒー!


せっかく本格的なコーヒーショップに来たのだから、もう一杯飲んでみたい!
ということで、オーナーさんにおすすめのコーヒーをお願いしました。
そこで選んでくれたのが、abile.オリジナルのロブスタコーヒーです。
専用のドリッパーにお湯を注ぎ、ゆっくり丁寧にコーヒーを淹れてくれました。



驚いたのが、味見をしたうえで提供してくれたこと。
味を確認したうえでお客さんに出しているカフェは、少なくともラオスで初めてでした。


こうして淹れてもらったホットコーヒーは、コールドブリューとはまた違った味わいでした。
やわらかい苦みと香りを楽しめるもので、イメージしていたロブスタ種の味とは全く違います。



正直なところ、僕はロブスタ種のコーヒーはあまり好きじゃないんです。
でも、ここのコーヒーはロブスタ種とは思えないクリアさで、僕は静かに驚きました。
ちなみに、このオリジナルのロブスタコーヒーは、お店でも販売されているので、お土産にも面白いですね。
個性豊かなコーヒー豆も魅力!


abile.では、オリジナルのコーヒーだけでなく、ラオス各地から厳選したコーヒー豆も用意されていました。



南部のパクソン産「Typica」や、北部シエンクワーン産「Catimor」といったアラビカ系品種がありました。
中にはタイ北部のドイチャン産のロブスタ種もありました。
実際に豆を見せてもらいつつ味の違いを教えてもらうと、専門店ならではのこだわりを感じられますね。
高品質なロブスタ種「ファインロブスタ」にも注目!
そもそも、ロブスタ種というとどんなイメージがありますか?
一般的には苦味が強く、インスタントコーヒーなどにも広く使われている品種です。
アラビカ種と比べると、価格が安いコーヒーという印象もあるかもしれません。
ところが調べてみると、近年は栽培や精製方法にこだわった高品質なロブスタ種も注目されているんですね。
こうした高品質なロブスタ種は「ファインロブスタ」と呼ばれていて、従来のロブスタ種のイメージとはかなり違います。
果実のような風味や複雑な味わいを楽しめるものもあるとのことでした。
abile.はラオス産ロブスタに力を入れていて、オリジナルの「Lao Robusta」がイメージしたロブスタ種のコーヒーとは全く違ったのにも納得です。
abile.はコーヒーの受賞歴がすごい!


分かりにくい場所にあるabile.ですが、コーヒーの実力はすごいです。
店内には、たくさんの賞状やトロフィーが飾られていました。
中でも注目したいのが、2024年の「Lao Green Coffee Competition」で獲得したトロフィー。
「Best Robusta in Show」と書かれているのですが、これはロブスタ種のコーヒーの中で最高評価を受けたことを示す賞なんです。
さらに、2023年にも同大会のロブスタ種・実験的精製部門で優勝しています。
ほかにも、エアロプレスを使ったコーヒー抽出の大会で準優勝した実績もあります。
コーヒー豆の品質だけでなく、コーヒーを淹れる技術も評価されているんですね!
オーナーはコーヒーの品質評価の専門家
abile.のオーナー、通称Bibeeさんはかなりすごい人なんです。
アラビカ種とロブスタ種の両方について、コーヒー豆の品質や風味を評価する「Q Grader」という資格を持っているコーヒーの専門家です。
つまり、コーヒーを淹れるだけでなく、豆の品質から焙煎、専門的な知識の普及まで関わっているのです。
また、ラオス国内のバリスタ選手権の審査員も務めています。



審査員としてルアンパバーンのAromdee Natureにも行ったみたいです。
ルアンパバーンで“飲み物系のお土産”を買いたいカフェAromdee Nature
おいしいコーヒーを提供するだけでなく、コーヒーそのものに深い知識とこだわりを持っているオーナーさんなんですね。
abile.への行き方|場所が分かりにくいので注意!
abile.に行くときは、Googleマップを信じて進みましょう。
ただ、僕自身がかなり不安になったので、最後に行き方を紹介します。


まずは、大通りから細い路地へ入ります。
赤い大きな看板のお店と、青いひさしのお店を目印にするといいかもしれません。
写真を見ても分かるように、道はほとんど舗装されておらず、進んだ先は住宅街になります。



この先に本格的なカフェがあるとは思えない雰囲気ですよね。


路地を進んでいくと、「abile.」と書かれた小さい看板があります。
看板を目印に右に曲がります。
私有地感が強くなりますが、ここを進んでいくとabile.に到着します。


右折した先を進むと、ようやくabile.に到着です。
「こんな住宅街の奥に本当にカフェがあった!」と、ホッとしました。
実は、僕がabile.を訪れたときには、店内にはだれもいなかったんです。
どうやら敷地内の自宅にいたようで、チャイムを鳴らしてコーヒーを飲みたいと伝えたところ、快く準備をしてくれました!



国内のコーヒー品評会で優勝するような本格的なカフェなのに、本当に親しみやすい雰囲気で嬉しかったです。
abile.は住宅街にある隠れ家的カフェですが、その実力は確かです。
今やアラビカ豆がメジャーになりつつあるラオスにおいて、あえてロブスタ種に力をいれているというのも魅力のひとつです。
そして、オーナーかつabile.唯一のバリスタであるBibeeさんのお店という安心感もあります。
厳選されたコーヒー豆と、静かな環境でカフェタイムを楽しみたい方は、ぜひ一度訪ねてみてくださいね!
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